サーチャージの傾向と新たなホテル予約サイト

 すみません、最近は本職がかなり多忙であまり更新できず。とりあえず、最近気になったこと&情報をちょっとだけ……。

燃油サーチャージはこれからどうなる?

 現在は年末の旅行の予定などを立てているのですが、あまりの燃油サーチャージの高さにおもわず航空券を買うのもためらってしまったほど。卒倒しそうになりながら、恐る恐る「購入」ボタンをポチっと。ああ!買ってしまった……。

 現在のケロシン市場価格(日本を含む東南アジア系航空会社の燃油サーチャージは、シンガポールケロシン市場価格によってほとんどが決まっています。ケロシンはジェット燃料に使われるオイルの種類です)を見ている限り、かなり下がっているので、このまま推移すれば年明けの燃油サーチャージは下がると予想されます。
 ちなみに、シンガポールケロシン市場の価格はWebサイトから確認できます。
Websサイトはこちら→http://tonto.eia.doe.gov/dnav/pet/hist/rjetsin5d.htm
 この数字は1ガロン当たり何セントという表記です。
 燃油サーチャージの規準となる1バレル当たり何ドルかという確認を行いたい場合は、0.42を掛けるとわかります。ということは、10月15日であれば、90ドルですな。この水準は昨年下半期ぐらいと同じって感じですね。


 そして、どうしてここまで価格が下がっているのに、燃油サーチャージはまだ下がらないんだ!とお思いの方もいらっしゃると思うのですが、この燃油サーチャージというのは、航空会社によって違うものの、大抵3ヶ月ごとに見直されることが多いため、すぐに燃油サーチャージ価格に反映されないというわけです。
 例えばANA全日空)では、10月に燃油サーチャージの改定が行われましたが(値上げ)、その規準となったのは、2008年5〜7月のシンガポールケロシン市場価格の平均です。その時期はケロシン市場価格が過去最高値を記録した時期であったため、現在の市場価格が下落しているにも関わらず、燃油サーチャージは値上げとなったわけです。次の改定は1月であり、この改定の規準は2008年8〜10月の平均価格になるため、現状で推移すれば燃油サーチャージは下がるでしょう(お願い!下がってと悲痛な叫び)。


 その一方で、現状の市場価格をいち早く燃油サーチャージに反映している航空会社もあります。シンガポール航空は日本⇔バンコクシンガポール間で一律10ドルの値下げを行っています。
 シンガポール航空の場合は、

日本時間の毎月10日午前10時に、シンガポールケロシン市況価格を確認し、直近30営業日連続して下記の基準価格を下回った場合、翌々月の1日発券分から額の改定を行います。

とあるので、来月以降も値下げがあるかもしれません。こういうところが、顧客にとってはうれしいポイントなんですよね。シンガポール航空以外にも、エールフランスKLM、デルタ航空(デルタの場合は航空券を値上げしているのですが……)なども燃油サーチャージを値下げしています。ただでさえ景気の停滞(というより悪化?)により海外旅行客が減っているわけですから、なんとかそれを食い止める策を打ち出してほしいものだなぁと思います。

ちょっとホテルにこだわりたいアナタに

 旅行(国内/海外問わず)に行く際、私は基本的に予算重視でホテルを選んでいますが、たまにはちょっとだけ贅沢したいと思ったとき、自分好みのホテルを探すのがいつも難儀していました。ある程度有名なチェーン系であれば、そのクオリティも保証されるのですが、いかんせんチェーンなのでそれ以上でもそれ以下でもないという感じが気に入らないのです(マイルをゲットできるからという理由で泊まっちゃうこともあるんですけどね)。だからその土地にしかないようなちょっとだけ贅沢なホテルに泊まりたいと思っても、これまでは探すのが大変でした。


 そんな中、結構このサイトはいいなぁと思うところを発見。一応日本語での表示もできるものの一部英語なのでちょっと見にくいかもしれませんが、ここで紹介されているホテルはなかなかよさそう&泊まったらそれなりによかった、ということで「その土地にしかない、ちょっとだけ贅沢」をキーワードにホテルを探す場合は、ぜひ参考にしてみてください。
 いわゆるブティックホテル(ラブホじゃないよ)や、スモールラグジュアリホテルと呼ばれるようなホテルがてんこ盛りです(笑)。ユーザーレビューもかなりしっかり書いてありますし(基本的に英語なのでそれがネックですが……)、写真もわかりやすいので、見ているだけでも楽しいものです。

Tablet Hotels→http://www.tablethotels.jp/

 なお、ホテルのランク付けとして独自の「Tablet Hotels Meter」という評価基準があるのですが、これはかなり厳しいようです。

どのホテルを選択するかにあたってはお客様も重要な役割をもっています。各ホテルのページには実際に滞在されたお客様から頂いたカスタマー評価Tablet Hotels Meterがあります。評価は20点満点で、15点未満になると自動的に当サイトから外されます。このように、ホテルが継続してサイトに残ることができるかどうかはお客様の評価によって決まります。

私もこのサイトから予約して宿泊した後にTablet Hotels Meterの点数付けをしたのですが、自分の評価が反映され、もしかするとサイトに掲載されなくなっちゃうのかもと思うとちょっとドキドキしました(とは言っても、もちろん低いレーティングにはならないようなホテルに泊まったので、基本的には満足満足でした)。


 次回は連載フォロー記事の続きを掲載します。のろのろ更新で申し訳ないですが、これからもよろしくお願いいたします。



 アジアではよく見かけるスターフルーツ。生ジュースにしてもらうとさっぱりしたのみ心地です。