年末は台湾で過ごそう(その5)

tabino_konomi2009-12-25


 えーっと。しばらく書いてないうちに、バタバタと旅をしておりました。第1弾は北海道の小樽です。海外旅行しかしていないと思われがちな私ですが、実は国内も同じように旅しています。でも、国内旅行のお得ネタっていうのがあまりなかったりもするので、ここで取り上げる気がないだけでして……。しかし、今回の小樽はマジ寒かった!! 心が何度も折れそうになりながら、吹雪の運河沿いを歩いていました。
 でも、北国の冬って食べ物がおいしいですよね。なぜか道端のテントに出店していた「ほたて汁」(200円)が死ぬほどうまかった!ということで、吹雪の中、雪だるま寸前になりながら、やっぱり食べまくっていた小樽でした(笑)。

 第2弾は前回紹介した旅程の1、2をこなして、今週末は3、4で、来週はメインの5、6です。確か去年もこの時期、台湾に行ったはずなのにまったく覚えていないものの、思ったよりも台北は寒かったです。コートは着たままで大丈夫。この時期、シンガポールとかタイに行く際は、大抵コートをクロークサービスに預けるのですが、台北の場合はそこまでは必要なく、下に着る服を調節すればOKという感じでした。現に台北ではコートを着ている方が多かったです。

 さて、長々と書いてきた年末の台湾行きの話ですが、すでに旅程がスタートしているので今回が最後。これまで、年末に台湾に行くための方法として、次の3つを挙げました。

  1. “いつもの”空港を使わない(ここ参照)
  2. 海外発券と組み合わせて使う(ここここ参照)
  3. 金券を使って、実際に使うお金を節約する

 今回は最後の「3.金券を使って、実際に使うお金を節約する」について書いてみたいと思います。

ガンガン溜まるマイルの使い道

 今回は本題に入る前に、マイルの話です。私がメインで使っているFFPは、ANAマイレージクラブということは何度も紹介していると思いますが、上級会員になって得したと思うことに、ANA便を使うごとに100%のボーナスマイルが積算されること、そしてダブルマイル、トリプルマイルキャペーンの対象になれるということがあります。
 ダブルマイル、トリプルマイルのキャンペーンは招待制のため、すべての上級会員が対象になっているわけではないようなのですが、ありがたいことに今年私は両方とも対象となりました。つまり、ANA便を使えば使うほど、マイルがガンガン溜まるわけです。
 マイルの使い道には色々あると思うのですが、その1つとして最も有名なのは「特典航空券」でしょう。タダで航空券をゲットするためにマイラーになる人がいるわけですから、もっともな使い方だと思います。しかし、この特典航空券の席数には限りがあるので、人気のある時期(いわゆる繁忙期)はかなり席が取り難いです。上級会員であれば、少し取り易くなるものの、それでも週末旅行の日程などによっては、希望のフライトの席が空いてないことも多いのです。
 特典航空券を使う際に私にとって問題となるのが、特典航空券ではマイルはもちろん、上級会員へのポイントとして加算されるプレミアムポイントも溜まらないこと。プレミアムポイントなどのEQMを重視する私としては、実際のところ特典航空券はそれほど使わずに航空券を買って飛行機に乗ることを優先しています。そして、気が付くとEQMはもちろんですが、マイルもガンガン溜まるという状況に陥っていました。
 私の場合、ANAのマイルは10万マイルぐらいを常に持っているのですが、このマイルには有効期限があります。このマイルが失効してしまう前に何か使い道はないだろうかと考えていたところに気が付いたのが「ANAご利用券(eクーポン)」(以下、eクーポン)でした。

現金と同じように使えるANAのeクーポン

 このANAのeクーポンというのは、12,000マイルを18,000円分の金券としてWeb上だけで使えるというものです。こちらに詳しい説明があるのでご覧いただきたいのですが、このeクーポンは日本から出発する航空券の購入のみに使用できる金券です。eクーポンの特徴としては次の3つが挙げられると思います。

  • 航空券の購入に限って、現金やクレジットカードと同等に使える
  • 燃油サーチャージや諸税も支払える
  • マイルやプレミアムポイントが現金やクレジットカードで購入した際と同じ条件で積算できる

 つまり、同じマイルを使うにしても、特典航空券では得られないマイルやプレミアムポイントがゲットでき、特典航空券では別途支払わなくてはならない燃油サーチャージや諸税の支払にも使うことができるというわけです。特典航空券ほどマイル効率は良くありませんが、航空券が安い時期に使えばそれなりに効率的です。なお、eクーポンで購入した航空券であっても、先に紹介したダブルマイル、トリプルマイルキャンペーンの対象になるので、上級会員であれば、結果としてそれなりのマイルバックも得られます。

繁忙期にeクーポンを使えば、実際に支払う金額を軽減できる

 今回紹介したかったのは、このeクーポンを繁忙期に航空券を買う際に併用するということです。繁忙期はそもそも航空券の底値自体がボトムアップするので、通常よりも確実に高くなります。その価格差をeクーポンで支払えば、実際に支払う金額を軽減できるというわけです。例えば60,000円の航空券でも、36,000円分(24,000マイル)をeクーポンで支払えば、自分の懐から実際に出る金額は24,000円で済むということになります。これだったら高い航空券でもなんとか手が出そうですよね?
 
 というわけで、5回に渡って年末に行く台湾旅行の手段を紹介してみました。結果として、私は海外発券と組み合わせて、都合2往復することになってしまったのですが(これもどうかと今でも思ってますがw)、どの方法も繁忙期には検討する価値があるものだと思います。
 もちろん、ここで紹介した方法が必ずしも誰にとっても良いものであるとは言えませんが、“この時期は航空券が高いから……”と嘆く前に、お得に旅に出るための手段というのを考えてみてはいかがでしょうか。そして、そうやって自分だけの旅を作るということが、旅の楽しみの1つでもあると思います。

 マイルというのは、特典航空券として使うのがもっとも効率が良いようになっているのですが、上級会員になって同じように飛行機に乗っていると、思っていた以上にマイルが溜まります。もちろん、商品や他の金券などに変えても良いのですが、私個人としては航空券以外にそれほど使いたい道がないので、今年はかなりeクーポンを使いました。それによって実際に支払った金額はそれなりに軽減できたと思います。
 なお、ANAではeクーポンのほかに、「ANAご利用券(クーポン)」という、紙のクーポンがあり、航空券だけでなく、ホテルやツアー、空港の売店や免税店などで使えます。こちらは1,2000マイルで15,000円分(5,000円×3枚)と、eクーポンよりも効率は悪くなるのですが、こういった使い道もあります。詳しくはこちらから。

 今年はあと1回ぐらい更新したいと思っていますが、最後の旅に出る前にやることがそれなりにあるので、これが最後になるかもしれません。まあ、更新するとしてもたぶん、くだらない内容になると思いますので……。

Wish Everyone have Happy Holidays!

では、また〜!