年末は台湾で過ごそう(その3)

tabino_konomi2009-12-11


 実は、あっさり取れてしまいました、台湾までの航空券が(笑)。空席情報を見ている限りは厳しそうだなぁと思っていたのですが、ダメ元で試してみた激安航空券(格安どころか激安)のキャンセル待ちがなぜかOKに。まあ例に漏れず、この激安航空券も相変わらずしょうもない使い方(笑)をしてしまうことに……。いずれにせよ、とりあえず台湾に行けるので、よかったです。
 前回は年末に台湾に行くための手段として次の3つを挙げました。

  1. “いつもの”空港を使わない
  2. 海外発券と組み合わせて使う
  3. 金券を使って、実際に使うお金を節約する

 そのうち、1.の内容である、成田国際空港(NRT以外)の空港から台湾に行く方法をこちらで紹介しました。具体的には福岡空港(FUK)の例でしたが、アジア方面に行く場合に限ってですが、意外と福岡って使えるんですよという話でした。FUKからは台湾以外にも、韓国、シンガポールベトナムなどへのフライトがあります。もし、どうしてもこのあたりの国へ行きたいけどNRTからのフライトが取れない繁忙期などの時期は、少し運賃は高くなりますが、福岡空港という選択肢も入れてみてください。それなりにメリットはあります(が、デメリットももちろんあるので……)。

海外発券は発券国へ行くための足が必要。そのためには2往復も辞さない!

 さて、今回は2.の「海外発券と組み合わせて使う」の回です。海外発券についてはここで一度簡単に説明をしたことがあるのですが、国をまたぐ話になるので、価格だけに注目して手を出すことはやめたほうが良いと思います。
 私はこれまで、幸いなことに海外発券によるトラブルに巻き込まれたことはありませんが、恐らく日本よりもトラブルに遭遇する率は高いと思います。もし、日本人の方がいらっしゃる海外の旅行代理店以外で購入する場合は、日本語でのサポートを受けることが難しいということをキモに命じておいてください。「言葉が分からない」というのは、何かあった場合の言い訳になりません。何かトラブルが起きても、最低英語で抗議できるぐらいの度胸(語学力うんぬんより、こういった場合に大切なのは度胸です)を持って臨めるぐらいの心意気があると安心じゃないかなぁと思いますが(笑)。
 さて、今回の台湾行きでもっとも航空券を取るのが厳しいなぁと思っている区間が往路のNRT-TPEです。私がもっとも航空券を取りたいと思っている日は、台湾などの近場の外国に向けて日本を出国する人が多そうな日であることと、CRS*1で見た限りはどの航空会社もエコノミークラス(Y)の下の方のブッキングクラスの残席はほぼ「ゼロ」でした*2
 ただし、日本に帰国しようと思っているのは大晦日なので、復路に関しては往路ほど混んではいません。つまり私の場合、NRT-TPEの往路さえ取れれば復路に関しての心配はそれほど必要がないということなのですが、実際問題としてNRT-TPEの往路に空きがありません。何をしても現状では取れない……。どんなに探しても空いてない……。キャンセル待ちをしてもいいけど、この日は恐らく、よほどのことがない限り、席が回ってくることはないでしょう。私はそれほど運が良いほうではないですし、もう出発まで1ヶ月を切っているので、キャンセル待ちできるチケット自体があまりありません。

“繁忙期のピークに日本を出国するフライトなんて、12月に入ってから普通に取れるわけねーだろうがっ!”

 と、最終的にブチっと切れた私は、とりあえず、その繁忙期に日本から出国する足を確保するために、台湾発券をして、その復路を使って日本から出国することに決めました*3。それを使うには、繁忙期よりも前に一度台湾に飛び、往路(TPE-NRTの方)を使わなくてはなりません。そして、そのためには一度台湾へ行くための航空券が必要なのですが、それが冒頭に書いた激安航空券なのです。
 なんで二度も台湾に……と大抵の方は思われると思いますが、私はある1つの目的を達成するために、このアホな旅程を組みました。それは、

“年末に1往復するよりも、2往復した方が安くなるようにフライトを手配してみせる!”

 あはは!単なる自己満足ですね(笑)。
 変なところで負けず嫌い(というか、単なる意地ですが)の私は、台湾2往復を年末の1往復より安く済ませることができれば、何か(って何?)に勝ったとか思ったりできるみたいですよ〜と、他人事のように書いて今回は終わりにしたいと思います。
 ただ、台湾発券をするにしても、2回往復(笑)にしても、こんな普通じゃないことをするからには、そこから何かしら得られるものがなければ私は絶対にしません。次回はそのあたりを含めて、続きを書いてみたいと思います。

 というわけで、年末は無事台湾に行けることになりました。総額は結局年末に普通に旅行するより少し高くなってしまいそうですが、何より支払った金額と比較して旅の質を高くできるので、お得な旅になりそうです。

 本当は、旅行したいときに、できるだけ安く旅行をしたいといつも思っているのですが、それは仕事をしている限り、私にとっては叶えられない望みです。だから仕事と旅を両立するウィークエンドトラベラーになろうと思った際に、安く旅をするのが無理なら、その金額を払った価値があると自分が思えるお得な旅を自身で作っていこうと、そう心に決めました。それが私の今の旅のスタイルです。

 次回は、海外発券と組み合わせて使うの続きとして、この時期だからこそお得だといえる、台湾発券のFareについていくつかご紹介したいと思います。
 では、また〜。

*1:Computer Reservation System、航空券のコンピュータ予約システムのこと

*2:知らなかったのですが、とある情報筋によると、この時期は航空会社によっては、Yの下の方のブッキングクラスをクローズ(使っていない)している模様です。つまりこの情報が本当なら、この時期はブッキングクラスが低いチケット自体が出回ってないということになります

*3:つまり、台湾発券をしたTPE-NRT、NRT-TPEの後者