[TIPS]AirAsia X搭乗記(その2〜AirAsia Xは意外と快適!)

tabino_konomi2010-04-26

 ひゃーすみません! ほんとまたもや間が開いてしまいました!が、前回の続き、AirAsiaの長距離路線、AirAsia X搭乗記です。

AirAsiaの2レターコードは3種類!

 今回搭乗したAirAsiaですが、3つのグループ会社に分かれているという話は前回もしましたが、このグループ会社によって、フライトの2レターコードが変わります。

  • AirAsia=AK
  • Thai AirAsia=FD
  • AirAsia X=D7

 私が使ったのは、KUL(クアラルンプール)-TPE(台北)のAirAsia Xです。現在AirAsia XのKUL-TPEは毎日1往復が就航中です。運賃は燃油サーチャージや諸税などすべて込みで片道619.50マレーシアリンギットで、その当時のレートで約1万8000円でした。所要時間はタイムスケジュール上で4時間50分(実際はもっと短かったですよ)なのですが、それを2万円以下で飛べるこのあまりの価格の安さに驚きを隠せませんでした……。ちなみに、このチケットは出発の前々日に予約発券しているので、もっと早いタイミングで発券していれば、さらに安くなる可能性がありますし、バーゲンフェアをゲットできれば、かなりのお得プライスで航空券が手に入れられるのかもしれません。

意外と快適なシート!ただしリクライニングはおまけ程度w

 さて、今回利用したAirAsia X便の機材は、Airbus A330-300でした。アブレスト(席の並び)は3-3-3で、通常のAirbus A330-300で採用されている295席よりも多い383席を配しているようです。
 確かに座席と座席の間は左右前後ともにやや狭いという印象を受けましたが、私はそれほど体が大きくない方なので、特に辛くもなく意外と快適。また、AirAsia Xの機材の内部はかなり新しい装備を施しているようで、各座席に備えられているシートモニタの液晶パネルも高精細なものが使われており、全体的に新しくてキレイという印象を受けました。
 ただし、座席のリクライニングは心持背が倒れるという感じで(座席間が狭いから当たり前なんですけどww)、ほぼ直立不動な姿勢にて飛行することになります。今回は4時間強というそれほど長くないフライトだったため、それほど気にならなかったのですが、AirAsia Xの長距離路線となるロンドンやゴールドコースト、パース、メルボルンなどの場合はちょっときつそうですね(恐らく私は今後使う機会がないと思いたいのですけど……)。
 LCC系の航空会社はノーフリル(no frills)とも言われるように、機内食やアメニティなどのサービスが一切ないことが多いです。さらに、荷物の預け入れも同じく有料となることがほとんどです。Air Asia Xも例に漏れず、お水1杯から有料でした。また、支払いは現金のみ(マレーシアリンギット+数種類の貨幣が使えたと思いますが、詳しくはWebサイトなどでご確認ください)、クレジットカードは現状使えませんでした。なお、これらの機内食やアメニティなどは、事前に予約すると割引サービスもあるので、必要な方はお忘れなく。

 と、簡単にAir Asia Xの搭乗記を書いてみましたが、この価格であれば非常にお得であるというのが私個人の正直な感想です。特に、日本人である私にとって、わずか2万円以下で国内で飛べる場所がどれだけあるのかということを考えると、その価格で国際線に乗れてしまうLCCの価格の安さには感心せざるを得ないというところです。
 ただ、今回なぜこの便に乗ったのかというと、Air Asia Xを使いたかったからではなくww、マレーシアをはじめとするシンガポールベトナム、タイなどの主要空港からのメジャーキャリアの日本線に空席が見つからなかったからです。今年3月の連休の最初のころだったのですが、あり得ないほどに混んでいたことが不思議でした。

LCCに乗り遅れそうになったらどうなる?

 さて、前回も書きましたが、今回の旅ではAirAsia系のフライトを2回使いました(AirAsia&AirAsia X)。どちらもKULにあるLCCT*1からの便だったのですが、なんとその2便とも、出発時間の1時間を切ってからの空港到着となりました*2。実際のところ、実は到着したのはどちらも30分前を切っていたのですが(この時間に到着すること自体があり得ないですよ!本来は!!!)、まずはまだInfomation用のスクリーンに出ていた番号のチェックインカウンターへ向かいます。すると、もちろんカウンターはすでにクローズしていました。そのカウンターあたりにいる人に、焦った様子で「●●行きに乗るんですけど遅れちゃって、どうしよう……(英語です、一応)」と伝えると、必ず「●●番のサービスカウンターへ行け」と言われました。
 このサービスカウンターというのは、どうやらこのようにギリギリの乗客などをさばくため(本来は違うと思うのですが……)の場所のようで、焦っている私をひと目見て「どこ行き?!パスポート!」と間髪いれずに聞いてきます。こちらもそれに「●●!」と行き先を告げながらパスポートを出すと、さささっと搭乗券を出してくれました。
 そこからイミグレーション&セキュリティチェックをとおって搭乗口まで進むのですが、走らないと間に合いそうもありませんでした。途中で呼び出しのアナウンスが入ったのでさらに走ると搭乗口に10分前ぐらいに到着し、なんとか無事飛行機に乗ることができました。ただし、ボーディングブリッジを使って飛行機に乗るわけではなく、長い渡り廊下のような通路を走って、タラップを駆け上がらないとならなかったため、かなりしんどかったです。また、AirAsia Xに関しては、たまたま私が使った便が少しディレイしたので、特に問題なく乗ることができましたが、搭乗口自体もAirAsiaとは違うものを使っており、あまり遅い場合は恐らくアウトになりそうでした。どちらの便も座席指定が先にされているので、席がなくなるということはなく、無事指定された席に座ることができよかったです。なお、チェックインの荷物がどちらもあったのですが、サービスカウンターでチェックイン時に預けることができ、どちらの場合も荷物だけが乗り遅れることもなく、無事に目的地まで到着しました。
 というわけで、一応出発時間の30分前ぐらいまでにチェックインすれば(サービスカウンターでのチェックインになるようです)、なんとかなるという例です。ただし、何度も書いていますが、私が飛行機に乗れたのは運がよかったからです。例えばオーバーブッキングしている場合などは、間違いなく撥ねられると思いますので、そのあたりはご注意ください。

 というわけで、AirAsia Xの搭乗記と、乗り遅れそうになった場合の例を書いてみました。
 それとすっかり告知するのが遅くなってしまったのですが、現在発売中の日経トレンディ5月号日経BP社刊)の巻頭特集「得する旅行術」の中にある「週末海外旅行」のページ(2ページだけですのでそれほど期待されないでください……)にて、取材を受けました。恐れ多いながら私のコメントなども少し載ってるので、もしよろしければご覧ください。このブログでも散々書いた福岡発の海外線の話などをさせていただきました。
 ご存知の方も多いと思いますが、10月には羽田空港から国際旅客定期便が復活します。それに向けても色々調べておりますので、おいおいご紹介できればと思います。

5/3に以下の写真を足しました。


高精細なシートモニタ。ただし、エンターテイメントなどを楽しむには、別途お金が必要になる様子でした(Flight Pathなんかはおそらく無料。ただし、いろいろ機能を選んで見ても、使えるのがあるんだかないんだかよくわかりませんでした)


自分の座席から前を見た感じ。そんなにギューギューという印象は受けません。


シートはこんな感じ。見るからにリクライニングしなさそうに見えませんww??

 では、また!

*1:AirAsia専用のターミナルで、同じ滑走路を使うにも関わらずメインのクアラルンプール国際空港からは少し離れた場所にあります。ただし、今後LCCTはクアラルンプール国際空港のそばに移転することが決定済みです

*2:AirAsiaがカウンターをクローズするのは、出発時間の1時間前です