航空券からブッキング(予約)クラスを!!もっと!!読み解く(その1)
はじめに
もし、「ブッキングクラス」とか「予約クラス」(または、「サブクラス」「BK」)でググったりしてこちらにたどり着いた方は、まずこちらから読んでください。以下は先に示したエントリーを読んだあとだと、もっと分かると思います(たぶん……)。
次のネタを書いているんですが、全然まとまらなくなってきちゃったので(涙)、またオタクネタでちょっと小休止(すみません)。昨年末ぐらいから、このblogにはどういう単語で皆さんたどり着いているんだろうってちょっと知りたかったので、アクセス解析機能を入れてみたのですが、一番多い単語は(ドゥロロロロロ←ロール音w)……
“ブッキングクラス”または“予約クラス”
です。
一番アクセスが多いエントリーはこちらです。ほんと、この記事だけで全アクセスの半分ぐらいを占めてます(まあ分母がもともと小さいんで……)。果たしてこの説明でよかったんだろうか、みなさんいったいブッキングクラスの何が知りたいんだろうかと考えあぐねているのですが、もし、エントリーをお読みになって、これでよかったとか、本当はこういうことが知りたいんだっていうのがあったら、ぜひぜひコメント欄などから教えてください。分かりにくいところや不明なところは、私が分かる限りで補足を加えたいと思っています。
意外と分からない航空券のブッキングクラス
恐らく、ブッキングクラスを調べている方というのは、自分がこれから使う航空券、もしくはすでに使った航空券が、どのマイレージサービス(FFP)にマイルとして加算できるのかが分からない、もしくは加算できるかどうかが分からない、ということじゃないかなと思っております。なぜなら、ブッキングクラスや予約クラスといったワードに続いて、「eチケット」や「半券」「搭乗券」といった言葉をくっつけて検索されている方が非常に多いからです。それらの検索で使われている単語やフレーズから疑問を予測してみたのですが、そういうことでしょうか? さらには、「便名 クラス」や「見方」という単語がさらに付いていることもあるので、eチケットの見方そのものが分からないということもあるみたいです。
eチケットについてもこちらのエントリーで簡単に説明してありますのでぜひご参照ください。
航空券の購入前に抱くブッキングクラスについての疑問
こういう疑問が生まれる理由にはいくつか考えられるのですが、これから航空券を購入される方であれば、次のようなことではないかと思っています。
- 旅行代理店経由で購入したい格安航空券のブッキングクラスが分からない(聞いても教えてくれない)
- PEXを航空会社のWeb上で購入する際に、購入前にその航空券のブッキングクラスを確認できない
1の解消方法としては、これはもう旅行代理店に直接聞くしかないです。断られたらしょうがないかなと……(話によると、教えてもらえないところもあるそうで)。航空券の条件からある程度推測することはできるのですが、ここに書ききれる量じゃないのと、航空券ごとにまったく違うので割愛させてください*1。あと、旅行代理店でも航空会社が直接販売しているPEX(正規割引運賃)を扱っていることもありますが、その場合はきっと教えてもらえるでしょう(ですよね?)。
2に関しては、外国の航空会社であれば、Webで購入する場合は、そのほとんどが購入前にブッキングクラスが分かるようになっています。どこを見ればよいのかというのは航空会社によって違うので細かく書けず申し訳ないのですが、がんばって隈なく探せば見つけられるはずです。ただ、日系の航空会社の場合は、これがなかなか見つからないのです。JALは細かく見ていないので分からないですが、ANAの場合は詳しく見てみたのですが、どうやらないようです。
外資系航空会社のWebで購入するPEXなら「Fare Basis」からも分かる
またPEXの場合は、外国の航空会社の場合「Fare Basis(運賃種別、FB、F/Bなどの表記あり)」を探すというのも1つの手です。このFare Basisとは運賃の種類をアルファベットの羅列で表現しているものです。そして、1文字目(例えば「TKOMI」だったら「T」です)がブッキングクラスになります。ただし、これはPEXのみに適応する話であり、旅行代理店経由の格安航空券の場合は必ずしもそうなりません。
日本で販売されている運賃=ブッキングクラス例(ANAの場合)
というわけで、日系航空会社のPEXのブッキングクラス例を書いておきます*2。まずはANAの場合。
- エコ割プレミアムライト→E
- エコ割スタンダード→B
- エコ割14/7*3(タイプA)→M
- エコ割14/7*4(タイプB)→S
- エコ割14/7*5(タイプC)→K
- スーパーエコ割(タイプA)→H
- スーパーエコ割(タイプB)→W
- スーパーエコ割(タイプC)→L
ちなみに、先日新設された運賃「エコ割ユース」は、マイルの積算率や運賃規則を見た限り、恐らくスーパーエコ割(タイプC)と同じブッキングクラスLを使っているのではないかと推測しています(が、どなたかご存知ですか?)。
日本で販売されている運賃=ブッキングクラス例(JALの場合)→不完全です(一部1/18修正しました)
もう1つの日系航空会社であるJALについては私は詳しくないのですが、ブッキングクラスと対象運賃名で分かるものだけ挙げておきます。ご参考までに、PEXの運賃名とブッキングクラスを書いてみますが*6、ちょっと分からないところがあるので不安です。申し訳ありませんが、詳細がわかり次第正しくアップデートします。あくまでもご参考までに確認ください。
→ここからは、お分かりになる方へのお願いです。
JALはこれであっていますか? もしお分かりになる方がいれば、補足をお願いしたいのです。ちなみにKが不明です。Wはこれで大丈夫でしょうか? 下の方はこれでOKだと思うのですが、Sがイマイチ分かりません。運賃名称になじみがないのでマッチングしきれておりません。申し訳ないのですが、間違っていたらぜひ教えてくださいませ。あと、「JALエコノミーセイバーフレックス」がどれに当たるのかがわかりません……Yでよいのでしょうか?
- JALエコノミーセイバーフレックス→Y?
- JALエコノミーセイバープレミアム→W
- JALエコノミーセイバー→B
- 悟空7セレクト→H
- 悟空7/14プレミアム*7→E
- 悟空7/14*8(タイプA)→M
- 悟空7/14*9(タイプB)→V
- 悟空週末ステイ5/3*10→Q
- 先ドリ悟空週末ステイ→S*11
すみません。ここまで書いていて、非常に長くなってきたので、2回に分けます。次回は、「航空券の使用後に抱くブッキングクラスについての疑問」の解説から続けます。続きはすぐにアップするようにしますので、少々お待ちくださいませ〜。次回もお楽しみに!
では、また〜。
*1:直接聞いてくれれば分かる限りで推測できますが、実際に航空券に割り当てられているクラスが正解なので、それを見ない限り“絶対”はありません
*2:すべてWeb上で販売されている運賃も含みます。これらは日本国内で売られている航空券の運賃名であり、海外発券の場合は違う名称になります
*3:ヨーロッパ・中東・北米はエコ割14、アジア・ハワイはエコ割7
*4:ヨーロッパ・中東・北米はエコ割14、アジア・ハワイはエコ割7
*5:ヨーロッパ・中東・北米はエコ割14、アジア・ハワイはエコ割7
*6:すべてWeb上で販売されている運賃も含みます。これらは日本国内で売られている航空券の運賃名であり、海外発券の場合は違う名称になります
*7:オーストラリアが悟空14プレミアム、それ以外は悟空7プレミアム
*8:ハワイ・グアム・韓国・中国は悟空7、それ以外は悟空14
*9:ハワイ・グアム・韓国・中国は悟空7、それ以外は悟空14
*10:アメリカ・メキシコ・ヨーロッパが5、アジア・韓国・中国は3
*11:期間限定で販売される予約後即発券のものらしいのですが、詳しくは分かりません。すみません……