年末は台湾で過ごそう(その4)

tabino_konomi2009-12-17


 先週末はさくっと週末海外してたんですが、海外発券していたチケットの有効期限が切れそうになっていたことに今更気が付き(もっと早く気づけ!私!)、しょうがないので久しぶりに4区間、4カ国(!!)を1日で一気に飛びました。しかし、疲れた(当たり前だっつーの)。実は私はこのような修行*1というか、このような航空券の使い方はあまり好きではありません。
 なぜなら、私はあくまでも旅が好きなのであり、航空券の知識は「旅をどうやったらお得にできるのか」を試行錯誤した結果、自然とくっついてきたものだから。つまり、“好きこそ物の上手なれ”みたいなものかと(笑)。そして私がここで紹介している物事というのは、経験を元にしている事実なのですが、誰にとっても一番よい方法なのかは分かりません。なので、あくまでも参考程度にしていただき、自分が楽しめる旅、つまりは「自分にとって最高の方法」というのを探してもらえればうれしいです。

 さて、前々回から、具体的な年末の台湾行きの方法を紹介していますが、その内容とは次のとおりです。

  1. “いつもの”空港を使わない
  2. 海外発券と組み合わせて使う
  3. 金券を使って、実際に使うお金を節約する

 最初が1.で、前回が2.の途中までを紹介しました。先に結論を話してしまうと、今回は「2.海外発券と組み合わせて使う」を使うことにしたのですが、その旅程は次のとおりです。

  1. NRT-TPE
  2. TPE-NRT
  3. HND-KIX
  4. KIX-HND
  5. NRT-TPE
  6. TPE-NRT

 え?年末に台湾に行きたかっただけじゃないの?と思われるのは承知で書いていますが、本当のことを言うと書いてみて自分でもびっくりです。私、年末を台北で過ごすだけなら2フライトでいいのに、なんで6フライトもするんだろう? 気がふれたとか(笑)? なお、私が実際に探していた航空券のルートは、5.と6.になります。
 ちなみに、この旅程の航空券の合計は8万円強です。選択肢によっては、同じ日程・旅程でもあと2〜3万円ぐらい下げられるのですが、この旅程で最終的にFIX。なぜ、こんなわけ分からない旅程になったのか、それを簡単に説明していきます。実はこの旅程は普段ならそれほどお得じゃないんですが、この時期であればお得じゃないかなぁと。と書きながらも、本当はもっと良い選択肢がありそうな気もするんですが、探り当てられませんでした。日にちをもう少し変えれば、違う方法もあるのですが、私の希望する日程では、この旅程が精一杯でした。もしどなかた、もっとこっちの方がというのがあったら、ぜひご指南くださいませ。よろしくお願いいたします。

高いYを使うよりも、安いCを使うという選択

 今回の旅のポイントはY(エコノミークラス)の激安航空券と安いC(ビジネスクラス)の航空券を組み合わせているというところです。さきほどの旅程に、どこがどんな航空券なのかを加えてみます。

  1. NRT-TPE(激安航空券:Y)←日本で発券
  2. TPE-NRT(ビジネスお得Fare:C)←台湾で発券
  3. HND-KIX(ビジネスお得Fareに無料で国内線切り込み)←台湾で発券
  4. KIX-HND(ビジネスお得Fareに無料で国内線切り込み)←台湾で発券
  5. NRT-TPE(ビジネスお得Fare:C)←台湾で発券
  6. TPE-NRT(激安航空券:Y)←日本で発券

 私が年末に旅行をしたい日程だけに絞って航空券を探すと(5.と6.のルート)、空席がある/ないは別にして、最低価格は6万円強でした。この価格を見て、どう思うかは人それぞれだと思うのですが、私は「年末に6万円出して台湾を1往復するぐらいだったら、2回往復して8万円、しかも1往復分はCにできちゃうんだったら、そっちにしよう」と思ったのです。
 このあたりは考え方の話なので正解はありません。ただ私は、いつもと同じ席なのに価格だけが高くなるYを使うのがいやだったので、+2万円で2往復して、ついでに1往復はCにするという方法を選びました。そして、Cならマイルを125%で積算できるし、日本で買った激安航空券もマイルを積算できるようなので、これを次の旅に活かせばいいやと。
 さらに国内線を切り込めたので、ここでもマイルが溜まります。実際にこの旅程で溜まるマイルは、まだきちんと計算していないので分からないのですが、4500マイルほどかと……*2。ちなみに、年末にYで1往復した場合は、70%で積算するだけのチケットになると思うので、1800マイル強ぐらいしか溜まらないと思います*3
 つまり、価格は1.3倍ぐらいなのに、マイルは約2.5倍溜められるというわけです。
 この旅で得られるマイルを考えると、私としてはこの旅程でも納得がいきます。そしてこれこそが前回書いた「そこから何かしら得られるものがなければ私は絶対にしません」の「得られるもの」です。この「得られるもの」とは、通常+2万円払って、台湾を2往復することに値するものか? その答えはわかりません。でも、それが値するのかしないのかを決めるのは私なので、私は値すると思って選択しています。
 加えて、国内線を切り込めたことも選択した理由の1つです。実は年末に大阪に行く用事があったので、その部分をついでにくっつけることができるこの旅程は好適でした。ちなみに、往復とも1回ずつストップオーバーができるチケットなので、HND-KIXの往復は、実際の往復ルートとなるTPE-KIX往復の一部となります。そのため、この場合の国内線は国際線扱いになるので、マイル積算率は国際線に準じます。
 そろそろ長くなってきたので、この辺で。今回の旅程で使った航空券の具体的なFareそのものを紹介するまで書ききれませんでしたが、もし知りたいという方は直接聞いて下さいませ。

ひとり旅だからできる、わがままな旅程

 もちろん、この旅程は普通ではないということは重々承知していますので、あくまでこういう選択肢もあるよという例として読んでいただければうれしいです。あと、私は独り身なので、こういうわがままなことができるのだろうなぁということも痛いほどに分かっています。なので、誰にでもおススメできる方法ではないのですが、こういった方法もあるんだよということを知っていただければと思います。
 
 というわけで、「2.海外発券と組み合わせて使う」について紹介しました。なお、あまり説明できませんでしたが、海外発券の国内線の切り込みは色々と使えますので、ぜひご活用方法を見つけてみてください。
 次回は最後の「3.金券を使って、実際に使うお金を節約する」について紹介します。これは、私も最近使い始めたのですが、意外に便利です。
 では、また〜。

*1:恐らく、こういう人のこと→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E4%BF%AE%E8%A1%8C

*2:これに加えて上級会員用のダブルマイルキャンペーンの対象になりそうなのでもっと溜まりそうなのですが、詳細はまだ計算していません

*3:こちらも先に挙げたダブルマイルキャンペーンのマイルを加算しない場合です