こんな週末海外旅行はいかが?(その3)

tabino_konomi2009-04-16

 バンコクに行きます!と書いたとたんに、まるでそれを待っていたかのように非常事態宣言が……。一瞬、台北バンコク間はキャンセルしようかと思いましたが、過激なデモも収拾してきたようなので、現状は行くことにしています。とはいえ、こういった状況の際に考えたいのは、まずは自分の置かれている立場と身の安全。サラリーマンであるかぎり、何か事件に巻き込まれて会社を休むのはもちろん、何より会社の同僚や仕事相手などに迷惑をかけることは避けたいものです。これから自分が行く場所の情報は、必ず事前に収集しておきましょう。東南アジアであれば、どこよりも日本が一番安全です。情勢を確認するのにおススメなのは「外務省海外安全ホームページ」。一度は訪れる予定の国について、必ず目を通しておきましょう。

サイトはこちら→http://www.anzen.mofa.go.jp/

ちょっと贅沢なホテルを予約する際は公式サイトをまずチェック

 連載では、海外ホテル予約サイトについて紹介していますが、これらのサイトで予約をした方がお得なのは、中級ぐらいまでのホテルの場合だと私は考えています。私がいわゆる高級ホテルやある程度大きなチェーン系のホテルを予約する際は、大抵公式サイトを通して予約しています。なぜ、公式サイトを使うのか、その理由は次の3つ。

  1. リクエストベースで自分の希望を出せる
  2. そのサイトからのみ予約できる期間限定キャンペーンをやっていることがある
  3. マイルをお得に貯められるキャンペーンをやっていることがある

 まず、1番目のリクエストついてですが、例えば、アーリーチェックイン/レイトチェックアウト、眺望の要望や部屋の位置、備品の追加などは可能な限り対応してもらえることが多いです。これらは海外ホテル予約サイトから予約を入れてたのちに、直接該当するホテルにリクエストを出すこともできますが、公式サイトから予約をしている場合の方がこういったリクエストを受け入れてもらえる可能性が高いように思います。また、直接リクエストを入れることで、ホテル側に事前に自分は「大切なゲスト」だと認識してもらえることもあり、ちょっとしたサービスなどを無料で付けてくれることもあります。このあたりは完全にホテル側の裁量によりますし、予約する部屋のランクなどにも左右されると思うので、必ずしも良いことがあるというわけではありませんが、基本的に公式サイトから入れた予約の方が優先されているように思います。

 これまでホテルにリクエストをされたことがない方も多いと思いますが、ホテルのおもてなしというのは、待っているだけですべてが受けられるわけではありません。もちろん、何でも受け入れてもらえるわけではないですし、非常識なお願いは論外ですが、「これははずせない」リクエストがあるのなら、迷わずお願いしてみるのはいかがでしょう。断られたなら、引き下がればよいだけのことです。ホテルの宿泊代金というのは、その部屋に泊まるために払うというのはもちろんですが、そのホテルが提供するサービスに対しての対価も含まれているはず。その金額に見合うサービスであれば、受け入れられる、受け入れられないは別として、リクエストを出すことに損はありません。

 2番目の期間限定キャンペーンは、びっくりするほどお得なプランが出ていることがあります。例えば、今回宿泊することにしたのは、プーケット島にある有名なスパリゾートのグループである「バンヤンツリー・バンコク」。通常なら1泊2万円弱〜の5★ホテルですが、これが公式サイトでは1泊すると2泊目は無料キャンペーン「Thailand Smiles Again promotion」をやっていました。このキャンペーンは4/30まで行なわれているようなので、興味がある方はチェックしてみてください。なお、このキャンペーンは日本語のサイトからはたどり着くことができず、英語のサイトからのみリンクがありました。このように、日本語のサイトがあったとしても、英語のサイトも忘れずに見てみると、隠れたプランがあるかもしれません。

サイトはこちら→http://www.banyantree.com/bangkok/packages/thailand_smiles_again.html

 これ以外にも、ホテルの公式Webサイトだけのお得なプランなどがあるので、泊まりたいホテルがあるなら、まずはサイトをくまなくチェックしてみてくださいね!

 最後のマイルについては、すでにご存知の方も多いかもしれませんが、大抵の大手チェーンや有名グループのホテルではホテルに泊まることで、エアラインマイルが付与されるようになっています。ただし、このマイルの付与が有効なのは、ホテルの公式Webサイトなどから直接予約を入れた場合(電話のこともあります)が多いです。ホテルによってマイルの付与率は変わりますが、かなり頻繁にダブルマイル(ポイントをマイルにできる場合はダブルポイント)、トリプルマイル(ポイント)などのキャンペーンが行なわれています(宿泊日数や滞在数などに条件があることもあります)。これはどこからチェックすればよいのかというと、ホテルの公式Webサイトではなく、自分が入会しているマイレージサービスの公式Webサイトからです(ホテルの公式Webサイトに記載されていることもあります)。特定のマイレージサービスのみキャンペーンを行なっていることもありますので、泊まりたいホテルがチェーン系の場合は自分のマイレージサービスでそのホテルがキャンペーンをやっているかどうか、確認してみてください(事前に登録が必要なこともあります)。

 現在行なわれているキャンペーンでおススメは、ヒルトンHオナーズのダブルマイルキャンペーン。6/30まで、世界各地のヒルトンファミリーホテルに泊まると、1滞在ごとに1000マイルが加算されるのでこれはお得だと思います。なお、キャンペーンに参加している航空会社は以下のとおりです。なお、マイルをゲットするには、ヒルトンHオナーズ会員になる必要があります(入会金は無料)。

ダブルマイル対象航空会社:

サイトはこちら→
https://www.hiltonhhonors.com/processLanding2.aspx?lp=Q2DblMlscomboJP&cid=OM,HN,Q2DblMlscomboJP,Q209

ちょっと贅沢な旅の総額はおいくら?

 さて、旅の航空券とホテルが決まりましたので、総額を見てみたいと思います。今回は2人で出かけることにしたので、ホテル代は折半しています。

●航空券
 成田⇔台北チャイナエアライン/エコノミークラス)=約20,000円
 台北バンコク(KLMオランダ航空/ビジネスクラス)=約42,500円(14431台湾ドル)

●ホテル
 バンヤンツリー・バンコク(2泊/Banyan Tree Premier Room)=約11,500円(トータルは8121タイバーツ)
 台北の中級ホテル*1(1泊/ツインルーム)=約3,700円(トータルは2480台湾ドル)

合計:約77,700円*2

 これに交通費や食費、おみやげ代などが入りますが、その金額は人それぞれ。タイは交通費や日用品、食費については日本よりも安く、台湾は日本よりもやや安い程度。単に滞在するだけなら、数万円あれば十分です。ただし、バンコクでは高級ホテルに泊まるわけですから、さらに数万円の出費(チップ代やホテルでの飲食代)を見込んでおくと安心です。それを加味すると、大体12〜3万円というところでしょうか。

 この金額を高いと思うか、安いと思うかは人それぞれだと思いますが、私はちょこっとだけ贅沢ができる“お得”な価格であると考えます。ちょっと話はずれますが、“安さ”で言うと今回の旅は決して安いとは思いません。でも、私は、払った金額以上のリターンが得られる旅をしたいと思ったとき、迷わず今回のような旅を作ってみます。たぶん、日本からはまったく同じようなツアーはないでしょうし、完全にオリジナルな旅なので比較のしようがありませんが、私がこの旅で実現したいことをこの金額で楽しめるなら大満足、つまり“お得”な旅なのです。 

 3回にわたって海外発券で少しだけビジネスクラスに乗って、さらに高級ホテルにも泊まっちゃう、ちょっとだけ贅沢な週末海外旅行のプランを紹介しました。「これが贅沢か?大したことないじゃん」と思われるかもしれませんが、私にとってはちょっとどころか、実は超贅沢です(笑)。というわけで、週末は台北バンコクで楽しんできま〜す! 無事に帰ってこれますように!

 次回はもう記憶のかなたにあるかもしれませんが、シンガポール・マレーシアの話に戻って、マラッカへの行きかたを紹介します。
では、また〜。

*1:いつも泊まっている西門近くのホテル

*2:外貨→日本円は本日のレートを使って概算